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闇の末裔世界の分析(37)

2014-02-08

   冥府にあるもの、ないもの



 『闇の末裔』の冥府は「地上と対をなす鏡の世界」であり、「建物も風景も地上とほとんど変わりが」ない(1巻187ページ)。地上と同じような世界だから、地上と同じものもある。そして、地上にあっても冥府にないものも存在する。
 地上の国会議事堂の真下に十王庁第五法廷閻魔庁があるし(1巻187ページ)、沖縄の首里城の真下には第一法廷秦広庁がある(6巻53ページ)。また、9巻86ページには日本武道館の真下にあると思しき建物が描かれている。
 また、都筑はアパート住まい、亘理は自宅とは別にレンタルの研究所がある(3巻197ページで判明)。近衛課長の自宅は4巻69ページ(吹き出しがあるので、全景は不明)、密の家は6巻29ページに紹介されている(ひょっとすると、皆様の家の真下にも同じ家があって、誰か住んでいるかもしれませんよ)。1巻収録の「むこう岸の2人」で都筑と安宿が寄った居酒屋(23ページ)、安宿が都筑に蹴り落とされた噴水(24~25ページ)なども、冥府のもののようである。
 また、〈仮装パーティー編〉で巽が車を運転していたシーン(9巻77ページ)があったところを見ると、ガソリンスタンドや自動車教習所などもあるようだ。ただ、運転免許証が地上のものと同じかどうかは、単行本12巻までの間ではわからない。
 地上にあって、冥府にないものといって、最初に出てくるのは「お土産屋さん」のようだ。都筑は1巻50ページで「福砂屋のカステラ」を、3巻11ページで「太宰府天満宮の梅ヶ枝餅」を買ってくるようにと課長から注文されている(ちなみに後者では巽も「香港名物の中華まん」を頼んでいた)。
 このときには冥府にも同じ店があるのかと思っていたのだが、7巻117ページで巽が「私が倶生神の代理で京都に行くといったらあちこちからお土産を頼まれましてね」と発言していることから、この考えは覆された。
 まあ、もともと冥府にも「お土産屋さん」があったら、ニア・デス体験(一度魂が身体から離れて、死後の世界をさまよって帰ってくる体験)をした人たちが、そういうものを見てきたと話しているはずだし……。
 ホテルなど「宿泊施設」も「ノー」だろう。〈長崎編〉で都筑は、宿泊先のホテルで「長崎歌謡祭」を観ているし(1巻75ページ)、〈京都編〉で都筑たち3人が調査の拠点として借りた古い家は、邑輝に場所を知られていた(7巻109ページの巽の発言から)。
 問題は「地上と冥府のお金は共通なのか?」ということだが、これに関しては「イエス」のようだ。もし共通でなかったら、都筑たち死神が、出張に際して、銀行で冥府のお金を地上のそれに両替しているシーンが年中あるはずだからである。巽も〈京都編〉で有名なクレジットカードを使っている(7巻109ページ)のを思えば、共通とみてまず間違いないだろう。
 ちなみに、J・K・ローリング氏の世界的ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズには、魔法使い専用の貨幣や銀行が存在し、第2作、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』には、人間(シリーズ中では「マグル」と呼ばれている)が、自分たちのお金を魔法使い用のそれに両替しているシーンがある。
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