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闇の末裔世界の分析(39)

2014-02-08

   式神とは?



 『闇の末裔』における式神とは、都筑たち死神のパートナーである。
 彼らは普段、電脳世界に存在する幻想界(ただし、10巻27ページによると、「民族・宗教によっていくつかの領域(エリア)に分けられ各々違う名を持ち独立した国家を形成している」そうである)に存在して、呪文によって召喚されたり、寺杣の火眼黒狻猊(4巻108ページ、6巻21・23ページなど)のように術者の身体に取りついていて、術者が危険にさらされたり、命令したりすると出現したりする。これについては9巻120~124ページにかけて都筑が詳しく説明してくれているので、そちらを参考にしてほしい。
 また、主人と式神の間には相性があり、密は検査室で式神との相性を調べられていたが(10巻35~36ページ)、それらに満足できない密を見た貴人から、「人は生まれた年の星の並びによって持てる式神が決まっている」ことが明かされている(同巻62ページ)。
 貴人は密が「ハイリスク・ハイリターンでもかまわない… 強い式神がほしい」と感じると、「相性ヌキで君(密)が使える式神の全リストを見せてあげるよ 皆 君よりもはるかに格(レベル)の高い能力的にも上位の式(もの)たちだ」と、密に彼が使える式神のリストを見せた(同前)。この中で密は名前が消されている倶梨伽羅に興味を持ち、貴人の警告(同巻64ページ)を無視して倶梨伽羅のことを調べ始めてしまう。都筑(同巻74ページ)や玄武(同巻92~93ページ)の忠告まで無視して密は行動を起こしてしまうが、それは幻想界に新たなる火種を持ち込んでしまった。都筑と対等になりたい、護られるだけの存在でいたくない。ただそれだけの願いだったのに……。
 都筑は1巻145ページで邑輝から「もっとも強い呪術力と式神を従える」と言われ、事実、同巻155ページで朱雀を召喚している。このときの呪文の中に、「我を加護する十二の神よ」という言葉があることと、朱雀を見た邑輝が「-伝説の-炎の式神」と思っていることから、都筑が最強の式神12人(『闇の末裔』では「匹」と数える場合が多いのだが、ここでは私の判断で「人」で数えることにする。なお、本来の神様の数え方は「柱」である)も従えていることがわかった。ちなみに、「通常1人が扱える式神は2~3匹が限度」(4巻92ページ)だというから、都筑がいかに優秀な死神かは、すぐにわかるというものだ。この上倶梨伽羅龍王までも式神にしようとしたというのだから(10巻75~76ページの朱雀の発言、同巻93ページの玄武の発言、同巻183ページのラクダの発言から)、式神探しをしていた当時の都筑は、精神が安定していたのだろう。こう考えれば、巽と組んでいた当時不安定になっていたのは「戦争」が原因と見てまず間違いないと思われる(「巽は何年生まれ?」参照)。
 邑輝も都筑が「閻魔大王の片腕」と呼ばれていることくらいは知っていたようだが(1巻151ページ)、まさか「四神(『闇の末裔』では「四大精霊王」。8巻41ページ、10巻88ページ)の1人とも呼ばれる朱雀を召喚できるとまでは思っても見なかったようだ。
 が、都筑の従える十二神将の欠点は、そのパワーの強さ。都筑の借金の大半は、彼らが敵を倒すと同時に建物を壊してしまったことによる修理費と思われるからである(1巻159ページ、2巻192ページ、4巻182ページ、5巻177ページ、6巻収録〈書庫崩壊編〉、8巻29・42・138ページ、9巻93ページ、応募者全員ドラマCD、市販版ドラマCDなど)。
 また、召喚型の式神は、幻想界では人間形態をとっているものが多い(大陰や天空のような例外もある)。そういえば『キャラクターブック』29ページによると、倶生神兄弟も幻想界の出身だそうだが、幻想界に帰ると彼らも形態が変わるのだろうか? 単行本12巻までの間に、そのことがわかる記述はない。
 都筑はこのことを密に説明するのを忘れていた上、十二神将たちを探していたときに密が知り合った六合(実は彼も十二神将の1人)もそのことを話しておかなかったため、密はひどい目にあってしまい(9巻145~155・162~166・174~176ページ)、一度二手に分かれて(9巻134ページ)合流した都筑を怒りのあまりに殴ろうと追い掛け回していた(10巻9ページ)。
 一方、寺杣が先代の第4エリア(中国地区)担当者から無理やり引き継がされた(9巻118ページ)火眼黒狻猊も、都筑の十二神将の1人、蒼龍と一緒になって新書庫室を崩壊させてしまったことがあり(6巻収録〈書庫崩壊編〉)、4巻の〈武芸会編〉でも2回変身して(108・112ページ)、大騒ぎを巻き起こしてしまったという前科がある。これは本人の女性恐怖症が原因なのだそうだが、それにしても迷惑な話である。
 他にも、第1エリア(沖縄地区)担当の赤嶺千鶴は、〈沖縄編〉でシーサーを式神にしている(これに関する経緯は、6巻収録の〈沖縄編〉を参照のこと)。
 これらから察するに、『闇の末裔』の中に登場する式神というのは、密が初めて式神にしたリコ(10巻57ページ。パソコンでも漢字変換にないので、カタカナにします)や、都筑と一緒になって昼寝をしていたり、朱雀との話し合いに失敗した騰蛇に寄り添っていたヘイヘイ(同巻134・146ページ。これもパソコンに漢字がありませんでした)のような例外はあるにしても(いや、ヘイヘイたちは実力を見せていないだけで、わからないが)非常に高いパワーを有しているようである。確かに地上の人間が扱えるものではないことは確かだと思う。
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